2012年03月14日

第十五色の一 訪ねる人

(2012/03/14)
第十五色の一 訪ねる人
音楽小説風に曲入り

 夜更けに訪ねる人がある。

 その人は、とある女性を訪ねる。
秋深み、夜の霧しじま、歩みに歩む。
月明き時という。月さやけきに、ふと思う。
この月光(つきひかり)で本を読む。
そこで、してみたその人である。

 時を読む手と、読む目と、目に入る道という。
早く歩くと、字が走る。それで立ち止まって読む。
そんなことを繰り返しながら歩むその人の夜は
更ける。

 訪ねる人を思う。歩は進めど道は遠くある。
本をしまって、先に進む。竹中を歩み、その人
一人だけが歩んでいる。道の石に、歩が進む。
石の音を好む人である。

 大きな竹藪の中、道がある。そんな山道を行く。
片の竹薮が切れ、池を見る。月が光を落とし、
少しく霧がかった青白い景色である。
枯れた竹は黒く見え、青竹が白く見える。
肌寒き夜である。

 光景を楽しみ、一歩一歩歩む人である。
靴音だけがその人の友である。
幻想を感ずる道歩む園の竹である。
丘園の竹である。

 人待つを思い、歩を進め、竹にこだまを
伝う靴である。歩を速めて、そを聞く。

 電灯の光が見えて、近くを思う。
人訪ぬその人である。
その人という。

その人が書いた詩である。

音楽小説風に。
若軍注 歌手はコンピューター。

 「窓の外」           
    平成 23/01/26
 秋の夜は ながく
田のあぜに 月が
かかる ひたいのかみ
ゆれうごく よぞらに 
なつかしき 若き日々の 
文読む明かり

我がの目に 映る
地の月の  光
君の  影の姿      
窓ごしに  もれ見え
君訪ね 我が行く道 
照らすさやか月

あのころを おもう
人の世に  くらし
過ぎ越し  足跡に
音残す   窓の外  
君知るや 我が世の夢   
今成りて至り

 君知るや 我が世の夢   
 今成りて至り

The Footprints       translated in
           Jan. 29th, 2011.
  The night of autumn, it is long.
There is the moonlight over me.
My long hairs in the brow.
The wind blow weak,stars shine
in the dark sky.
Very long time ago, in my youthful days,
I read a book in the moonlight.

Hearing river stream, in my eyes,
the letters of the book in its light,
I look at your shadow in curtain,
I come to see you a long way with joy.
You show up to me on your hearing
my boots sounds with smile.
The moon light holds us.

      
I like my good life much.
Beyond all trouble, I live, with you, in this world.
I leave footprints in the way. There remain foot sounds.
Do you know me and my dream of the world?
My dream comes true right now on.
 Do you know me and my dream of the world?
 My dream comes true right now on.

その人の訳したものである。
posted by 若軍 at 20:16| Comment(2) | TrackBack(0) | 小説
この記事へのコメント
これも又 美しい文章です。 目の前に 小説の舞台の風景が すぐ浮かぶあがりました。
Posted by at 2012年03月24日 03:28
私の書く文で、風景が浮かぶ。
ありがたいことです。
とともに、凄い直観力です。
眼識のある人に読んでいただいて、
光栄そのものです。
私の書く駄文です。恥ずかしいかぎりです。
Posted by 若軍 at 2012年03月24日 18:26
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