2012年03月05日

第36章 おわらはる

(2012/03/05)
おわらはる

「おわらはる」、その人はそう言って、
本を閉じた。先生が、授業を終えられた。
声が聞こえたか、先生は、怪訝な顔をされた。

友がいう。「歌を歌うか」いわれた通り、
その人は、極小声で数小説を口ずさんだ。
後で、小説家の話が出た。
(2012/03/05)

(2012/02/08)
その人は、小説を書くという。
いつかは、わからないが、書く日はある
という。その人は、自分を考える。原稿
用紙に半分も文を書けば、それ以上進
まない、 それに、手紙も葉書も、あまり、
かけない。それが、こんな突拍子も
ないことをいったのである。
  
  「作家は、宿屋へ泊まって書く。」そんな声も
聞こえる。「気分がよい時に、原稿用紙、100枚
200枚と一気に書いていく」、「構想を練るにも
そういうところがよい。」そういった内容である。
これを聞いてその人は、唖然となったのである。
「ちょっとずつ書くのはどうか」と
言った。
 
 その人は、旅行へ、行ったことがない。
宿屋も行ったことがない。家へ帰り、
その人はこんな話が出たといった。
「小説を書く日がある。旅行記もある」と
その人の御父君の御言葉である。
旅行もしたことはない。その人の現在の
自分の直視である。
(2012/02/08)

(2012/03/05)
著者若軍注
「おわらはる」は、京都弁です。
「おわらはった」と「おえられた」という
意味です。「・・・はる」は敬語です。
「行かはる」--「行かれる」
「見やはる」--「見られる」
大阪では、「行きはる」「見やって」と言う
みたいです。題名は
大阪風に「おわりはる」となるでしょうか。

「春のおわりの、おわら春」
(2012/03/05)
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(2012/02/08)
(著者言、時間を越えて)
本小説が、それである。
旅行記も書いている。このとおりに、
ちょっとずつ書いている。
この旅行記の構想は既にできている。
http://w.livedoor.jp/aku/
(2012/02/08)

(2012/03/05)
本短編は「若い人」の挿入小説か
関連短編にしようと思う。
我が御父上の良き言葉もあり、
その頃を懐かしく思う。
 よく、こんなことを思い出したもの
です。人生、快なり、至極愉快。
(2012/03/05)
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posted by 若軍 at 12:33| Comment(2) | TrackBack(0) | 小説
この記事へのコメント
おわらはる と見て 最初 おわら春 そこから 信州野尻湖近くの 小林一茶の おらが春 を連想してしまいました。 旅に行かなくても 想像力のある人は、凄い旅日記が書けます。
Posted by 小多田嘉宏 at 2012年03月05日 19:03
小林一茶を読んでみます。
Posted by 若軍 at 2012年03月06日 09:01
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