2012年02月17日

第30章 象


 その人は、自分は象である、動物であると
思うことがある。

 「象の夢を見た」というた。
 「どんな夢か」と尋ねられた。
「象が、目をつむり、顔をこちらにむけて、
寝ている。その顔の横には、雪のようなものが
あった。」と言った。それだけで話は終わった。

 その人の脳に、ある一瞬の景色が浮かんだ。
 その人は、雪の日に、小さな象を見た。
その象と、ともに帰り、上へ上げ、
暖かいタオルで全身を拭き、足を湯に
つけさせて、暖めてやった。それから、
後は、象と食卓へ行き一緒にご飯を食べた。
象は座って隣で食べていた。その翌日、
大きな象が、その人の家へやってきた。
その御母である。同じく、体をタオルで拭き、
足を湯につけさせている。そして、
「どうぞ、お上がり下さい。」
といったが、大きくてあがれない。
大層、象の母が喜びに喜んでいる。

後日、象の母の名である。「ユキ」という、
名である。父母と子供3人の5人家族である。
一緒に、連れ立って、その人の家のそばを
歩いている。この子供の象が、自分であるという。
象のお母さんである。

その人は、小児の時に、この夢を見ている
のである。その御父君から、「象脳」と教え
られたのである。

 その人の家に、昔、マンモスの角があった。
この夢に現れた象がくれたのだという。
象がくれた、象の宝である。それを、大事に
守っていた、その人の家である。

 その人の、家には、竹の電気があった。

 竹だけで出来た、その竹に明かりが灯っている。
そんなものがあった。その人の御父君が、
作られたものである。

 この電気というものが、象の知恵であると、
その人はいう。象の教えであるという。
この夢を忘れず、覚えていたのである。

 「この象は、ずぅっと昔から、一緒にきた
象である」、その人の御父君のお言葉である。
その人は、これも覚えていた。

 象脳にある、その人の知恵という。
象を見れば、その人は、知恵を思う。
象に感謝を捧げるその人である。
それで、その人は、自分は象であると
思っている。

その人は、動物が好きであるが、自分は
、扱い方を知らないという。

動物が、しんどいことをさせられていたら、
可愛そうだという、その人である。

 その人は、動物は人類であるという。
その人の、一考えを持っている。
その人の心の中に在る、象である。
(2012/02/17)

竹に起電力があるという話で、
竹の枕、竹網の筒を抱いて寝る
話である。
その人の、空想とともに、夢を広げる
ものである。
(2012/02/17)

 
posted by 若軍 at 19:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説
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